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会社員の年金はどう決まるか 基礎年金と厚生年金の計算

更新日:2026-10-11 文:koyo

老齢基礎年金と老齢厚生年金の計算式、2026年度の年金額、ねんきん定期便の見方。

会社員が65歳から受け取る老齢年金は、全員に共通の「老齢基礎年金」と、会社員として働いた期間の給与に応じた「老齢厚生年金」の2つでできています。家にたとえて「2階建て」と呼ばれることもあります。

1階:老齢基礎年金

20歳から60歳までの40年間(480か月)、国民年金の保険料を納めると満額を受け取れます。会社員として厚生年金に入っていた期間は、国民年金の保険料も納めたものとして扱われます。

2026年度の満額は年847,300円(月約70,608円)です。前年度から1.9%引き上げられました。納めた期間が40年に満たない場合は、満額×納付月数÷480で計算されます。学生時代に納付を猶予してもらい、追納していない期間がある人は、その分が減ります。

2階:老齢厚生年金

厚生年金に加入していた期間の給与(賞与を含む)の平均と、加入した月数で決まります。2003年4月以降の期間については、次の式で計算します。

平均標準報酬額 × 5.481/1000 × 加入月数

平均標準報酬額は、過去の給与を現在の水準に置き換えた(再評価した)うえでの平均です。年収600万円を38年続けた人なら、報酬比例部分はおよそ1,249,668円、基礎年金と合わせて年209.7万円(月17.5万円)が目安になります。2003年3月以前の期間は賞与を含まない計算方法で、乗率も7.125/1000と異なります。

平均年収基礎年金厚生年金合計(年)
400万円84.7万円83.3万円168.0万円
500万円84.7万円104.1万円188.9万円
600万円84.7万円125.0万円209.7万円
700万円84.7万円145.8万円230.5万円
800万円84.7万円162.5万円247.2万円
1,000万円84.7万円162.5万円247.2万円

厚生年金38年・国民年金40年加入の概算です。標準報酬月額の上限(65万円)を超える給与は年金額に反映されません。

自分の年金額を確かめるには

いちばん確実なのは、毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」です。50歳以上の人の定期便には、今の給与で60歳まで加入し続けた場合の年金見込み額が書かれています。50歳未満の人の定期便は「これまでの加入実績に応じた額」なので、実際に受け取る額より少なく見える点に注意してください。

ねんきんネットに登録すると、加入記録の確認や、働き方を変えた場合の試算もできます。

受け取り方で額が変わる

年金は65歳より早く受け取り始めると1か月あたり0.4%減り(繰上げ)、遅らせると1か月あたり0.7%増えます(繰下げ)。70歳まで繰り下げると42%増え、75歳までなら84%増えます。何歳まで生きると繰り下げたほうが得になるかは繰上げ・繰下げ早見表で確認できます。

65歳以降も会社員として働く場合、給与と厚生年金の合計が月65万円(2026年度の基準)を超えると、超えた分の半分の厚生年金が支給停止されます(在職老齢年金)。基礎年金は停止されません。

年金にも税金と保険料がかかる

受け取る年金からは、所得税・住民税と、国民健康保険料・介護保険料が引かれます。年金が年200万円の人なら、手取りはおよそ9割です。年金額別の手取りは年金の手取り早見表にまとめています。

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