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早期退職にはいくら必要?

お金の分かれ道シミュレーター

早期退職に必要なお金は「生活費×年数」だけでは足りません。辞めた翌年には前年の給与にかかる住民税の請求が来て、健康保険料と60歳までの国民年金保険料も自分で払います。65歳からは年金が入りますが、働いた年数が短い分だけ少なくなります。

年収800万円・勤続33年の人が、退職金2,500万円で55歳で辞め、毎月25万円で暮らす場合、90歳までに必要なお金は約6,362万円。退職金の手取りを差し引いても、約3,938万円の貯蓄が必要です。あなたの数字で計算してみてください。

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退職金の手取り2,423万円のほかに、用意しておきたい貯蓄

約3,938万円

65歳までの生活費(10年)3,000万円
辞めた翌年の住民税(前年の給与の分)45万円
65歳までの健康保険料68万円
60歳までの国民年金保険料108万円
65〜90歳、年金で足りない生活費3,142万円
必要なお金の合計6,362万円
退職金の手取り−2,423万円

65歳からの年金の手取りは年約174.3万円。60歳まで働いた場合より年約11.4万円少なくなります。運用益は見込まず、単身・辞めた後は働かない前提の概算です。

辞める年齢と生活費で、必要な貯蓄はこう変わる

辞める年齢生活費 月20万円生活費 月25万円生活費 月30万円
50歳3,542万円5,942万円8,342万円
53歳2,520万円4,740万円6,960万円
55歳1,838万円3,938万円6,038万円
58歳865万円2,785万円4,705万円
60歳190万円1,990万円3,790万円

退職金2,500万円・年収800万円・90歳までの生活費を用意する場合に、退職金のほかに必要な貯蓄です(勤続年数は辞める年齢に合わせて変えています)。生活費を月5万円下げると、必要な貯蓄は1,000万円以上少なくなります。早期退職の準備でいちばん効くのは、退職金の額より辞めた後の生活費です。

見落としやすい4つの出費

  • 辞めた翌年の住民税:前年の給与にかかるため、収入がなくなった年に45万円前後の請求が来ます(住民税の仕組み)。
  • 健康保険料:1年目は任意継続と国民健康保険の安いほうを選びます(任意継続と国保の比較)。
  • 国民年金保険料:60歳までは月17,920円(2026年度)を払います。払わないと65歳からの基礎年金が減ります。
  • 年金の減少:厚生年金の加入が止まるため、65歳からの年金は60歳まで働いた場合より年約11.4万円少なくなり、一生続きます。

反対に、辞めた後も月5万〜10万円を働いて稼げば、必要な貯蓄は大きく下がります。完全に辞めるか、少し働き続けるかはFIREに必要な資産のサイドFIREの考え方も参考になります。割増退職金をもらって辞めるのが得かどうかは早期退職は得か損かで比べています。

読んだら、やること

  1. 1直近3か月の支出を記録して、辞めた後の月の生活費を出す
  2. 2会社に、早期退職した場合の退職金(割増を含む)の見込み額を確認する
  3. 3ねんきんネットで、辞めた場合と60歳まで働いた場合の年金見込みを比べる
  4. 4上のシミュレーターで必要な貯蓄を出し、足りない分を「働く」「生活費を下げる」「辞める時期を延ばす」のどれで埋めるか決める

こんな人は、やらなくて大丈夫

  • 今の仕事を続けたい人は、早期退職の募集があっても応募する必要はありません。募集は会社の都合です

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